【障害年金】発達障害(学習障害)と診断されている方からのご相談(石川県金沢市)
障害年金ご相談者
・男性(20代/会社員)
・傷病名:発達障害(学習障害)
相談時の状況・ご相談の内容
学習障害の診断を受けている20代の息子さんについて、お母様からご相談を頂きました。
出産時には医師から指摘を受けるようなことはなかったものの、成長が進むにつれ保育園での集団行動が難しくなり、小学校からは支援学級で学校生活を過ごしてこられました。
時には普通学級で授業を受けることから、そこで同級生や先生から何気なく言われた「なんでそんなことも出来ないの?」
これがトラウマになって、「人と違う事をしてはいけない」「間違ってはいけない」そのように考えるようになり、人の目が怖くなってしまいます。
そしてしばらくして外出や登校が怖くなり不登校になってしまいます。
何とか定時制の高校を卒業し、就職をするもトラウマとなっている言葉が今でも残っており、些細なミスをすると「この仕事は自分には向いていない」と考えるようになり職を転々としてしまいます。
ひきこもりと就職を繰り返していますが、なかなか仕事の継続が困難という状況が続いています。
現在は障害者手帳の交付を受け、障害者雇用での就職先をさがしていますが、それもなかなかうまくいかずに何か金銭面での保障はないかと調べたお母様が障害年金の制度を知り、ご相談を頂きました。
受任してから申請までに行ったこと
定期的な受診をしていない方だったため、主治医に診断書をお願いする際には、現状やこれまでの「生きづらさ」を主治医に伝え、それを診断書に書いていただく必要があると感じました。
そこで、お母様から伺った、出産からこれまでの「生きづらさ」や「働きづらさ」を別紙にまとめて、診断書の依頼書と一緒に主治医にお渡し頂くようお願いをしました。
また、病歴・就労状況等申立書には別紙でまとめた「生きづらさ」や「働きづらさ」を詳細にアピールするように作成しました。
最終更新日 3か月
投稿者プロフィール

- Ray社労士オフィス 代表 社会保険労務士
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私には身体障害者手帳と療育手帳を持つ子どもがおり、障害者手帳を受け取った際の悩みや不安、孤独感を今でも鮮明に覚えています。
複雑な日本の社会保障制度の中でも、特に専門性を必要とするのが障害年金です。
この経験と社会保険労務士としての知識や経験を活かし、「同じ悩みを抱える方々の一筋の光となりたい」という強い想いのもと、Ray社労士オフィスを立ち上げました。
障害年金申請のサポートはもちろん、皆様の言葉に耳を傾け、心配事や将来の不安を解消し、安心して暮らせる明日を築くお手伝いをいたします。どうぞお気軽にご相談ください。
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