【障害年金】胆道閉鎖症と診断されている方からのご相談(石川県金沢市)
障害年金ご相談者
・女性(30代/会社員)
・傷病名:胆道閉鎖症
相談時の状況・ご相談の内容
出生時より胆道閉鎖症を患っているご本人様からご相談をいただきました。
ご相談者様は出生時から胆道閉鎖症を患い、小児期に肝臓移植を受け、その後も定期的な通院と経過観察が必要な状態です。
幼少期より体力が増えることはあまりなく、疲労感が続いておられます。
就業や家事、育児において困難を感じており、特にフルタイム勤務は体に負担が大きく、継続できない状態です。
家計のためにも仕事をしなければいけない状況ですが、日常生活と育児にも体力を使うため、出来れば仕事は控えたいと考えておられます。
出産後にさらなる体力の低下と発熱をよくするようになり、仕事の継続も難しくなってきたために、障害年金の申請についてご相談に至りました。
受任してから申請までに行ったこと
お話を詳しく伺っていると、ご自身で請求されようと準備を進められておられたそうです。
ですが、1度不支給になるとそれ以降は再度の申請が出来ないとのネット記事を見て、不安になり無料相談にお越しいただきました。
診断書も既に取得済みだったため、確認をさせて頂くと肝臓の数値が認定基準に該当していませんでした。
ですが、疲労感が常にあることから「やる気がおきない」「働けない」このような「生きづらさ」があると感じました。
そこで「慢性疲労症」として診断書を書き換えて頂くことも考えましたが、診断書の作成費用をさらに負担していただくことになるため、臨床所見や備考欄にその旨を追記してもらう事としました。
定期的に受診をされていましたが、日常生活やお仕事に関してのお話はされていなかったようなので、幼少期からこれまでの「生きづらさ」や「働きづらさ」を別紙にまとめて、主治医にお渡し頂くようお願いをしました。
診断書の修正を待っている間に、次は病歴・就労状況等申立書の作成です。
別紙でまとめた「生きづらさ」や「働きづらさ」を詳細にアピールするように作成しました。
最終更新日 3か月
投稿者プロフィール

- Ray社労士オフィス 代表 社会保険労務士
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私には身体障害者手帳と療育手帳を持つ子どもがおり、障害者手帳を受け取った際の悩みや不安、孤独感を今でも鮮明に覚えています。
複雑な日本の社会保障制度の中でも、特に専門性を必要とするのが障害年金です。
この経験と社会保険労務士としての知識や経験を活かし、「同じ悩みを抱える方々の一筋の光となりたい」という強い想いのもと、Ray社労士オフィスを立ち上げました。
障害年金申請のサポートはもちろん、皆様の言葉に耳を傾け、心配事や将来の不安を解消し、安心して暮らせる明日を築くお手伝いをいたします。どうぞお気軽にご相談ください。
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