【障害年金】脳出血による左半身に麻痺が残ってしまった方からのご相談(石川県金沢市)

障害年金ご相談者

・男性(60代/会社員)
・傷病名:脳出血による左半身麻痺

相談時の状況・ご相談の内容

数年前に脳出血を発症し、その後遺症により左半身に麻痺が残る状態となりました。

発症以降、日常生活にも不自由が出始め、フルタイムでの勤務継続が難しくなったことから、定年後は老齢年金の繰上げ受給を検討されていました。

そんな中、年金事務所の窓口で手続きを進める際に職員から「障害年金の対象になる可能性がある」との説明を受け、初めて制度の存在を意識されたそうです。

ただ、「自分では手続きが難しそう」「本当に受け取れるのか不安」というお気持ちから、当事務所にご相談くださいました。

社労士による見解

初診が厚生年金加入中であったこと、そしてご本人の訴える症状の程度から、障害厚生年金3級に該当する可能性があると判断しました。

さらにヒアリングを進める中で、初診から1年6ヶ月後の「障害認定日」にあたる時期にも医療機関を受診されており、当時のカルテが残っていることが判明しました。

また、脳出血による障害であることから、医学的にそれ以上の機能回復が見込めないと判断された時点(症状固定)を障害認定日として取り扱う特例が適用できる可能性があると考え、医師に確認したところ、該当する可能性があるとのことでした。

これらの状況をふまえ、主治医とも連携しながら遡及請求(認定日請求)に向けた準備を進めている段階です。

最終更新日 2か月

投稿者プロフィール

但馬 彰
但馬 彰Ray社労士オフィス 代表 社会保険労務士
私には身体障害者手帳と療育手帳を持つ子どもがおり、障害者手帳を受け取った際の悩みや不安、孤独感を今でも鮮明に覚えています。
複雑な日本の社会保障制度の中でも、特に専門性を必要とするのが障害年金です。

この経験と社会保険労務士としての知識や経験を活かし、「同じ悩みを抱える方々の一筋の光となりたい」という強い想いのもと、Ray社労士オフィスを立ち上げました。

障害年金申請のサポートはもちろん、皆様の言葉に耳を傾け、心配事や将来の不安を解消し、安心して暮らせる明日を築くお手伝いをいたします。どうぞお気軽にご相談ください。
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